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福建労Webニュース

2015年8月5日(水)

九州建設アスベスト訴訟 高裁第一回期日原告全員で控訴審スタート

原告全員で控訴審スタート7月13日、福岡市中央区の福岡高等裁判所で、九州建設アスベスト訴訟高裁第1回期日がおこなわれ、県内外から320人(福建労180人)が参加しました。この九州建設アスベスト訴訟は、昨年11月の一審福岡地裁判決では、国に約1億3千万円の支払いを命じる一方で、企業への責任は免罪しました。また地裁は一人親方に対しては労働者と立場が変わらないことを知りながら、法律上は労働者にはあたらないとして権利を認めませんでした。それらを不服として昨年11月20日、原告一人も欠けることなく、福岡高裁に上告したものです。

7月13日に裁判所前で控訴審第一回目の期日がおこなわれ、それに先立ち門前集会がおこなわれました。厳しい暑さの中、原告、弁護団、支援団体や福建労等から320人以上が集結しました。

門前集会では原告の柴田さんが「地裁の判決では一人親方は線引きをされて、私達原告はうれしい気持ちはありません。この高裁で、みんなで団結して勝利を勝ち取りたいと思いますので、皆さんの協力をお願いします」と力強く挨拶されました。

また、山本弁護団長から「一人親方の国の責任を認めさせる、被告メーカー、企業の責任を認めさせる、高裁はそのための闘いの第一歩です。本当に見事な一審判決行動を我々は経験しています。控訴審に入るという事で、控訴審で勝てないはずはない。そう考えています。今日は第一回の期日ですけど、しっかり盛り上げてがんばっていきましょう」と挨拶がありました。

門前集会終了後傍聴者以外の支援者は、中央市民センターで開催された「アスベスト訴訟学習会」に参加しました。講師は国嶋弁護士。冒頭に京建労が作成したDⅤDを上映した後、パワーポイントを使っての学習会でした。

地裁における判決で国の責任は認めたが、一人親方は除かれ、企業責任は認めなかった。一人親方は労働者性がないというが、一人親方だって立派な一労働者ではないかと訴え、裁判官との判断基準に対する解釈の相違を感じたと発言しました。
その後、控訴審スタート集会が、同じ会場でおこなわれました。

2015年08月05日 | 福建労Webニュース |

 

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