2021年12月
博多ポートタワー(福岡市)
私たちの暮らしを支える博多港
市営渡船やクルーズ船の旅客ターミナルを核とするウォーターフロント「ベイサイドプレイス博多埠頭」がオープンしたのは1991年(平成3年)でした。
そんな中にあって「博多ポートタワー」の外観は古びた印象を免れませんでした。そもそもこのタワーはウオーターフロント開発が行われるずっと以前からこの地に建っていたもので1964年(昭和39年)にオープンした「博多パラダイス」というレジャーランドの目玉施設として誕生しました。設計は東京タワーや2代目通天閣の設計で有名な内藤多仲氏です。「博多ポートタワー」は内藤氏が設計した「タワー六兄弟」と呼ばれる六つのタワーの末っ子にあたり、人間でいえば57歳になります。
今は港を航行する船舶との通信を行う「博多港VHF湾岸局」の機能を併せ持っています。地上70メートル、360度の大パノラマ、無料の展望台からは博多港が一望でき足元には船客ターミナルや客船の出入りが見れます。
南側の貨物埠頭の先には福岡ペイペイドーム、東側の窓からは福岡空港も見ることができます。今の時期は博多港を中心とした夜景が楽しめ、好評です。営業時間は10時から22時まで(入場は20分前まで)入場無料です。
2021年12月