健康診断
中建国保の保険証に名前がある
20歳以上の方は無料で
充実健診が受けられます!!
40歳以上74歳までの中建国保加入の組合員と家族は必ず健康診断を受けましょう。
★2008年4月から特定健診・保健指導を受けることが保険者に義務付けられました。
もし、日給・月給や歩合・請負で働く私たちが、健康をそこない、病気になれば大変です。一日でも早く発見し、早く治療すればほとんどの病気は手遅れにならずにすむといいます。また、いそがしく働き不規則な生活(食生活)を送る中で、体調管理をおろそかにすると、糖尿病・高血圧・高脂血症などの「成人病」に陥り、さまざまな病気の原因となります。福建労では、各支部で集団健診にとりくみ、組合員や家族の皆さんに受診を呼びかけています。民主的な医療機関の協力で、安い費用(中建国保加入者は無料)で信頼できる充実した健診を受けられます。また、生活に充実感や生きがいをもたらすことを目的として、体力づくり教室を実施しています。
アスベスト(石綿)健康診断
集団健診時の健康診断受診者の中で、40歳以上の被保険者本人と60歳以上の家族被保険者を対象に、胸部レントゲン写真を専門医が再読影(※1)し、じん肺・アスベスト関係疾病調査や胸膜肥厚斑(※2)の有無など、アスベスト吸引の有無も詳細に診断します。
※1一般的な呼吸器疾病について、健診医が読影したレントゲンを再度「じん肺・アスベスト専門医」が、じん肺所見やアスベスト疾患の可能性、胸膜肥厚斑の有無を診断
※2石綿(アスベスト)によって、肺の外側の胸壁に起きる限局性の「斑(まだら)」状の良性の病変
専門医による胸部レントゲン再読影
(アスベスト健康診断)の必要性
日本の石綿の輸入量は1960年代より増加し、1974年の35万トンを最高に、年間30万トン前後で推移してきましたが、1990年代から年々減少(約8割が建材[吹付け材・整形版・モルタル混和剤等]として使用)。これまで多くの石綿が輸入された1970年〜1990年時期の建築物には、石綿製品が多く使用されていますので、この時期に建設現場で働いていた労働者は、石綿を直接扱っていなくても、含有の整形版切断やその周辺での作業をおこなう上で、多くの間接暴露が発生しています。また、今後この時期の建築物の解体が増加します。
福建労で胸部レントゲンの再読影の結果、約10人に1人に胸膜肥厚斑が見つかっています。胸膜肥厚斑は病気ではありませんが、中皮腫・肺がん・石綿肺・良性石綿胸水・び慢性胸膜肥厚などの原因となります。
めんどうくさがらずに毎年健診
京築支部 Sさん(瓦工)
前立腺ガンのため3週間ほど入院しました。早期発見早期治療のため、転移もなく経過良好で今では、毎日現場で汗を流しています。
前立腺ガンは症状が出ないことが多く、腰など他の場所に転移して分かることも多いのですが、定期的に健康診断を受けていればすぐにわかります。
私は、毎年受けている集団健診で発見することができました。今までは病気知らずで、健康診断も会社に結果を報告するためだけに受けていましたが、今回の経験で考え方がガラリと変わりました。
自覚症状が出てからでは遅い病気もたくさんあります。怖いから、面倒臭いからと言わず、年に一回はみんなに健康診断を受けてもらいたいです。
元気に仕事ができて、一杯飲みながら家族や仲間と楽しい時を過ごせるのも健康だからこそ。今では「治療法も進化していて、早く発見すれば必ず良くなる」と班や組合の仲間に声かけをしています。
(機関紙「福建労」14年12月号に掲載)