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アスベスト関連ニュース

2025年9月4日(木)

建設アスベスト訴訟 東京・大阪両高裁で連続和解

原告579人と建材企業が和解

8月7日(木)と8日(金)に東京高裁と大阪高裁で連続して大型の和解が成立しました。
7日は東京1陣と2陣訴訟、8日は大阪2・3陣訴訟で、和解した原告総数は579人(被災者単位424人)、和解金額は総額約63億5千万円。これまで1社対象の部分和解はありましたが、建材企業群と被害者間での包括的な和解が図られたのは初めてのことです。

東京1陣の「旗だし」

東京1陣の「旗だし」

賠償対象外の企業も弔意とお見舞いを表明

東京高裁の和解文書では、賠償企業7社の謝罪表明だけでなく、対象外の10社からの「弔意とお見舞い」の表明も。賠償企業による謝罪は「石綿含有建材の製造販売に際し適切な警告表示を怠ったことにより石綿関連疾患による甚大な被害を生じさせたことについて深くお詫びする」それ以外の企業からは「石綿関連疾を原因として亡くなられた被災者への弔意と療養中の被災者に対しての心よりのお見舞い」が表明されました。
大阪の和解文書でも賠償対象12社以外の9社が「甚大な身体的・精神的苦痛に対し、心より哀悼とお見舞いの意を表する」とされました。

「一日も早い解決を」裁判長(大阪)

大阪高裁の法廷では、先ず裁判官が和解文書全文を朗読し、原告・被告双方に異議がないことが確認され和解が成立。
これを受けて德岡由美子裁判長が発言し、「極めて過酷な被害にあった被災者とご遺族のみなさまに対し、裁判所からも、心より哀悼とお見舞いを申し上げます」と述べた後、「本日まで約半年間、和解の成立に向けて、様々な困難に直面しました。ご本人、代理人のみなさまがたにおかれましては、それぞれ立場の相違や激しい意見の対立がありながら・・・裁判所の和解案を受諾していただきました」と謝意を表しました。
德岡裁判長は、最後に「一日も早く全体解決が果たされることを期待しています」と結び、原告や弁護団代表からも謝意とともに早期解決に向けての要望が表明されました。

和解被害者にはゼロ和解も、屋外・解体工等は判決選択

こうした大型の和解が成立したものの、和解した被災者中41人がゼロ和解で「賠償なしの謝罪」を受け入れたものです。また、これまでの判決で企業への賠償が認められてこなかった屋外工や解体工については判決を選択しており、引き続き闘いが続きます。

現在も全国で31の訴訟、被災者1200人が法廷で係争中であり、東京2陣和解の旗出しでは「メーカーも拠出する給付金法に改正しよう」の横断幕が掲げられましたが、「区別のない被害者救済」に向けてさらに力をあわせていきましょう。

2025年09月04日 | アスベスト関連ニュース |

 

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