2024年7月
旧志免鉱業所竪坑櫓(志免町)
国指定重要文化財 町のシンボルタワー
今回、紹介するのは2009年12月に国指定重要文化財に指定された、旧志免鉱業所竪坑櫓です。「竪坑櫓」とは、ケージと呼ばれる籠を昇降させるために作られた建物で1943年(昭和18)年5月に建てられました。
この櫓の真下にまっすぐ掘られた深さ430mの竪坑という穴を使い、地下から石炭を上げたり、鉱員を地下の石炭層まで移動させていたりしたそうです。
まるで金づちを立てたような形の櫓に、巻き上げる機械が組み込まれた、エレベーターのような仕組みとなっています。さまざまな形の竪坑櫓の中で最も発達した形式で、地下1階から地上8階のうち、1階から5階までを柱のみで構成し、6階以上には壁をつけています。8階部分には吹き抜けの大空間があり、ケージの巻き上げに使われた1000馬力のモーターが、休みなく稼動していました。
竪坑櫓の近くには、1985年まで石炭輸送のために作られた鉄道脇田線の跡地に志免鉄道金公園があります。日本の近代化を竪坑櫓が歴史と文化のシンボルタワーとして、鉄道記念公園と共に、広く親しまれることを願っています。
2024年7月










