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アスベスト関連ニュース

2021年12月24日(金)

建設アスベスト訴訟 国と和解成立

提訴から10年、国が謝罪、次は企業の責任追及

九州建設アスベスト訴訟1陣訴訟で国との和解1

12月13日、最高裁で係属していた九州建設アスベスト訴訟1陣訴訟で国との和解が成立しました。
翌14日は、九州選出の国会議員に支援をいただいて、国との和解が成立したことのお礼と報告のために訪問しました。アスベスト含有建材が「人体に深刻な被害を及ぼす」と判っていながら製造し続けた、企業の責任も重大です。今後は被告企業に対して原告に謝罪させるとともに補償基金に参加させる新たな闘いを進めていくことが重要です。

2011年10月5日に福岡地裁に提訴してから10年、この間、全国のアスベスト訴訟を闘う仲間と連帯して地裁、高裁と国を断罪する判決を勝ち取ってきました。5月17日に先行する首都圏・関西の4訴訟で「国・建材企業の責任断罪」の最高裁判決が出され、今回の和解となりました。

当日は、東京と福岡で記者会見が行われ1陣平元原告団長は「喜ばしいこと。(提訴から)10年の節目でやっとです。一人でも多く生きてる間に企業との闘いに決着をつけたい」と企業の闘いへの決意をのべました。1陣の石原副団長は「2011年の提訴から10年かかり、(作業員本人の)原告はほとんど亡くなった。生きているうちに(和解成立を)聞きたかったと思う」と、国との長い闘いを振り返りました。
東京での記者会見には、石原律子原告副団長・柴田清子原告・南嶋秀子原告が出席、福岡の記者会見には、平元薫原告団長、中村吉子原告、髙橋登代子原告が出席し、さらに企業に対して闘う決意を固め合いました。

九州建設アスベスト訴訟1陣訴訟で国との和解2

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