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アスベスト関連ニュース

2022年8月9日(火)

建設アスベスト第2陣13回期日

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ニチアスの弁護士「本当にアスベストが原因なのか調べたい」

建設アスベスト九州2陣訴訟の第13回期日行動が7月7日福岡地裁で取り組まれました。
一カ月前の6月7日は「真摯な謝罪」をしない建材企業の全国一斉提訴行動でしたが、この日は建材企業追及の機運が一層高まりました。門前集会では、意見陳述する大牟田支部所属の稲葉チズ子さんが紹介され、入廷する2陣原告10人と弁護団を拍手で送り出しました。

法 廷

遺族原告の稲葉さんが意見陳述
法廷では、稲葉さんが、石綿肺がんで亡くなった夫、稲葉政勝さん(左官)の人柄と闘病生活をふりかえって裁判官に語りかけました。稲葉政勝さんの生前の口癖は「仕事は自分の家をするつもりでやらないといけない」。チズ子さんは「アスベスト建材を作って日本中に流通させた建材メーカーにはきちんと責任を取ってほしい」と結びました。

報告集会

建材企業に対して社会的に責任追及を
法廷終了後に開かれた報告集会では、田中弁護団事務局長が企業提訴の意義を整理。被告として提訴した建材企業16社の社名をあげて「これらの企業に対して社会的に責任を追及していくことで和解させることが重要だ」と訴えました。

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ニチアス「カルテの取り寄せ」を表明
この日の法廷で秋からの「原告本人尋問※」の日程調整が行われましたが、ニチアスの弁護士から「本当にアスベストが原因で亡くなったのか調べたいので、故人のカルテを取り寄せたいが、期間が短いと取り寄せられない」などと発言。このことが田中事務局長から報告されると、会場はニチアスに対する憤りの気持ちに包まれました。

行動提起

法廷の外でも奮闘を
矢野全国連絡会事務局から次のような行動を取り組む方針が訴えられました。

①中央省庁への交渉
②政治の力を使って企業の姿勢を変える
③企業の包囲行動

参加者全員が建材企業への怒りを共有して団結を固めました。

2022年08月09日 | アスベスト関連ニュース |

 

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