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福建労Webニュース
2018年1月1日(月)
若者が入職してくる魅力ある建設産業を
今年も組合員、ご家族の皆様にとって、より良い1年となりますようにご祈念申し上げます。仕事確保、賃金単価の引き上げ、労働条件の向上の取り組みの中、人手不足や建設従事者の減少を乗り越えて、組織の拡大では大きく増勢で新年を迎える事が出来ました。仲間の皆さんの奮闘にお礼を申し上げます。「数は力」「知は力」です。今年もよろしくお願い致します。
安倍首相は、アベノミクスは成果を上げていると強調していますが、国民の実感は違います。所得は上がらず、物価の上昇などで一層苦しく貧困は拡大しています。1%の裕福な人を大事にする政治が進められ、自営業者は衰退の一方できびしいものがあります。建設の分野でも、賃金や労働条件の向上を目的として進められた社会保険加入の取り組み、設計労務単価の引き上げも業者の負担は増えましたが所得は増えず、未だ現場には届いていません。組合の調査では、上がったのは数百円の話であり、人間らしく暮らせるにはまだまだの状況です。福建労は、建設労働者・職人と家族の仕事と暮らしを守るために、そしてこれにともなう制度要求の実現に向けて今年も団結して取り組みます。
建設アスベストの闘いも続々と判決が進み、全国でも大きな成果が上がりました。最近の横浜地裁第2陣、東京高裁でも国と企業の責任を断罪する画期的な判決となりました。「九州建設アスベスト」の闘いも高裁の闘いと合わせて、第2陣の福岡地裁の提訴も間近です。被害者の救済と被害の拡大を防ぎ、アスベスト被害者補償基金制度を作らせるために「我が事」として大いに奮闘しましょう。
「福建労規約」にもあるように〝本組合は、建設業の民主化と建設産業に従事する労働者の労働条件の改善、政治的、社会的地位の向上、共同福祉の増進をはかるを以ってその目的とする〞の趣旨に基づき頑張る1年としましょう。
2018年01月01日 | 福建労Webニュース |