2021年6月
柳瀬ごぼう
繊維が多くやさしい食感
田川郡赤村と隣接した犀川町柳瀬は山々に囲まれ、新緑も深まる今の時期には「柳瀬ごぼう」の収穫時期をむかえます。このごぼうは、多くのテレビ局が取材に訪れる程の特産品で、先日も「ちょっと福岡行ってきました」で紹介されました。ごぼうは、「土を選び、転作を嫌い、土俵が変わると真っ直ぐ育たず」と言われ、ごぼうだけに適した「土俵」は60年前より同じ場所で作り続けられています。
長さ30~40㎝の色白な柳瀬ごぼうは、香りもよく、甘みも加わり、あくが少ないのが特徴です。この時期だけに採れる「柳瀬ごぼう」は、何よりも肉質が柔らかく、繊維が多くやさしい食感だけに多くの人に食されています。ごぼうは、日本食材には欠かせない食材で主役からわき役までレパートリーは広く天ぷら、煮物、ごはん類、多種多様に求められています。お勧めは上品な風味と柔らかさを生かしてちらし寿司、サラダ、スープ、酢ごぼうです。食物繊維が特に多く腸の働きを活発にして、肥満予防や大腸ガン予防の効果があります。
現在は長きにわたり作り続けて来た耕作達者が、営農組織で栽培されています。JAの物産館、犀川の四季犀館やみやこ町国府の郷等4ヶ所で販売されています。この時期のみの絶品「柳瀬ごぼう」を是非ご賞味ください。
2021年6月