2021年3月
南蔵院
世界一の涅槃像
今回、粕屋支部が紹介するわが街自慢は、篠栗町にある南蔵院です。明治32年に髙野山からこの篠栗町に移ってきました。それから120年にわたって地元の人々や檀信徒のおかげで発展していきました。南蔵院には世界一のブロンズ涅槃像があり、全長41m・高さ11m・重さ約300tあります。足の裏に文様が書かれており、お釈迦様の尊い教えと慈非の心がこめられています。
長年にわたり、ミャンマーやネパールなど東南アジアの子どもたちに医薬品や文房具などを送り続けていました。その返礼として、1988年ミャンマー国仏教会議により、お釈迦様、阿難様、目連様の三尊仏舎利の贈呈を受けました。釈迦涅槃像はこれらの三尊仏舎利を安置する場所として建立されました。1995年5月に完成。同年6月、南蔵院林住職がジャンボ宝くじで1億3千万円に当選!「釈迦涅槃像のご利益」と話題になり、現在は国内外から年間約100万人の参拝者が訪れ、皆様の心のよりどころとなっています。
境内は森の中を歩いているようで、川や滝も流れていて、小鳥のさえずりも聞こえてきてとても気持ちが良いです。篠栗町へ来られた際は、ぜひ足を運んでみて下さい。
2021年3月