2020年12月
大牟田市動物園
動物が生き生き暮らし“動物福祉”を伝える
みなさん、大牟田市に小さな動物園があることを知っていますか。その名も「大牟田市動物園」、そのままの名前ですね。この動物園、規模は小さいながらも、メディアにたびたび取り上げられ、昨年末には、この場所を舞台に「いのちスケッチ」という映画も制作されました。
小規模でも注目される動物園
なぜ、注目されているかというと「動物福祉を伝える動物園」だからです。動物福祉とは、動物が精神的にも肉体的にも健康であり、環境と調和していることを意味しています。これを実現するために、大牟田市動物園では、展示場内の設備やごはんのあげ方等にさまざまな工夫を施したり、動物たちが心身ともに健康に暮らせるよう、環境に変化や刺激を与える取り組みをしています。
具体的な例をあげると、レッサーパンダにボルダリング用の器具を設置し遊ばせてみたり、ライオン、トラやマンドリルなどの無麻酔採血に国内で初めて成功しています。
このような取り組みで、ほかの動物園では見られないような動物たちの生き生きとした表情を見るることができるのです。
たまの日曜日に、家族で大牟田を訪れて、動物たちと触れ合うのはいかがでしょうか。
2020年12月