2021年9月
一年中楽しめる「原鶴温泉」
九州一の大河・筑後川のほとりの静かな温泉郷「原鶴温泉(朝倉市)」を紹介します。
原鶴温泉の歴史は140年以上に上り、「漁師が、雪が積もらない場所を発見し温泉だった」「ケガをした鶴が温泉に浸かり、傷を癒して飛び立った」などの開湯の諸説があります。特に老舗として有名で福建労でも利用している「パーレンス小野屋」は今年で創業138年目にもなり、原鶴温泉の代表格です。
原鶴自慢の温泉は弱アルカリ性で硫黄が混ざっており、弱アルカリ性単純泉は皮膚の古い角質を落とし、肌をきれいにする効果があります。また、単純硫黄泉はメラニンを落としてシミを薄くし、紫外線から肌を保護する効果があると言われています。そのため、美肌効果のある2つの泉質により、「W美肌の湯」として広く親しまれています。
また、夏の風物詩として、筑後川では5~9月にかけて「鵜飼(うかい)」を開催しています(コロナの影響で今年は中止)鵜が鮎を取るという伝統漁法を屋形船から間近で鑑賞することができます。
また周辺には、約220年前に設置されたという日本最古の「三連水車」や、夏から冬にかけて楽しめる観光農園でのブドウや柿などの「フルーツ狩り」などがあります。少し足を伸ばすと、桜と紅葉が壮大な小京都「秋月」、東峰村の「小石原焼」、うきは市の「一の瀬焼」といった窯元見学、吉井町の「白壁通り」「道の駅うきは」などの風情があり楽しめるスポットが満載です。
紹介してくれた副支部長の原田秋則さん(浮羽分会)は「自然豊かで良いところなので、ぜひ遊びに来てください」と笑顔で話してくれました。
季節問わずに楽しめる「原鶴温泉」で身体と心を温めて、朝倉・うきは観光をしてみてはどうでしょうか。
2021年9月