2021年10月
大牟田銘菓「草木饅頭」
大牟田のお菓子と言えば「これだ」というものがあります。その名も「草木饅頭」。ちょっとした贈り物や3時のおやつなどなど、長年大牟田市民に愛されているお菓子です。
大正3年ごろからつくられはじめ、大牟田市内の草木地区で多く作られたことから「草木の饅頭」と通称されるようになりました(草木饅頭の起源には諸説あります)。口溶けの良い甘さを控えた上品な白あんを、生地で包んで蒸し揚げた一口サイズの小さなお饅頭。気になる味は、食べるとなぜかホッとするような昔懐かしいような気分になり、ついもう一つと手が出る、素朴な白あんのお菓子になっています。いまでは、白あんのほかにも、抹茶やチョコバナナなど種類もたくさんです。
大牟田市には、草木饅頭を製造・販売している会社が、「黒田屋」と「江口栄商店」の2社があり、どちらも大正3年から創業した老舗です。よくどちらのほうがおいしいかと聞かれるのですが、どちらも上品な味でおいしいです(個人的な感想としては、どちらもそう変わらない気が・・・)。
大牟田市に寄った際は、ぜひ大牟田銘菓を味わってください。ただ、保存期間があまりないので早めに食べることをお勧めします。
2021年10月