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男装の女医  高場乱(博多区)

2023年8月

男装の女医 高場乱(博多区)

明治期の男装の女医、高場乱

長所を伸ばす教育者

明治期の男装の女医、高場乱(たかばおさむ)1831~91を顕彰する銅像が博多区の崇福寺に2023年3月末に完成しました。生誕190年を機に地元経済界有志らが資金を集め製作にこぎつけたものです。

高場は福岡藩医の家に生まれ、跡継ぎとして幼いころから男装をさせられ勉学に励みました。15歳から眼科医として人々を助け、貧しい患者からは治療代を受け取らなかったそうです。
儒学者の亀井南冥(なんめい)が開いた「亀井塾」で学び、その影響で、自ら次世代を担う若者が学ぶ「興志塾」を開きました。塾生の個性を尊重し、長所を伸ばす教育方針を貫き、素行の良くない若者も受け入れました。塾生には、アジア主義を唱えた、政治結社「玄洋社」を設立した頭山満や平岡浩太郎もいました。

子孫の安部泰宏さんら実行委員会の呼びかけで、寺にある玄洋社墓地の一角に銅像は設置されています。牛に乗っている高場の姿が、子孫に伝わる掛け軸が残っており、それを参考にされたとのこと。黒田藩に帯刀と男装を許された逸話に基づいています。

着色された銅像は珍しく今後、50年、100年と高場乱さんの偉業が伝わることを願うばかりです。
*場所~千代3丁目の交差点から九大医学部の方向に歩いて5分ほどで左手に崇福寺が建っています。

2023年8月

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