2023年11月
魚町銀天街(北九州市)
アーケード商店街の発祥
アーケード商店街の発祥は魚町銀天街です。
北は小倉駅付近から、南は旦過市場の入り口につながるメインストリートであり、北九州の中心的商店街となっています。元々、今から70年以上前、魚町は呉服屋さんが軒を連ねる街でした。さらに玄界灘で取れた魚のセリ市場ができ、物品の売買を主とする商店街ができ上がったのです。
多くの人が集まるようになると、そこで「えびす市」といったお祭りが行われるようになります。買い物客が雨に濡れず買い物できるようにアーケード構想が持ち上がります。ところが商店街の合間を縫っていた通路は市道であったため、市の許可も必要。前例のない申し出ですし、安全面なども含めて、なかなか許可してもらえません。直接建設省に直談判し、1951年10月、日本ではじめて全長130mにも及ぶアーケード商店街が完成したのです!当時はジェラルミン製の天井だったことから「銀天街」と名付けられました。
2023年11月