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嘉麻市碓井平和祈念館

2024年1月

嘉麻市碓井平和祈念館

嘉麻市碓井平和祈念館 嘉麻市碓井平和祈念館 嘉麻市碓井平和祈念館平和の灯

星野村の原爆の火を分火

今回は「嘉麻市碓井平和祈念館」を紹介します。
1996年に開館したこの記念館は戦争と人権の2つの言葉をキーワードに「平和」について学ぶ施設となっており、多くの戦争資料が展示されています。

正面の玄関前には、星野村にある「平和の塔」の広島原爆の火を分けてもらった「平和の火」が灯っています。当時の碓井町(現嘉麻市)は、原爆の悲惨さと愚かさ、平和の尊さを永久的かつ広範囲に伝え広めるとともに、豊かな未来を願い火の分火を受けました。平和のシンボルとなっているのです。戦時下で石炭増産女性や朝鮮人が労働戦時下の筑豊地域についての資料によると、筑豊は空襲による被害はなかったものの「石炭なくして兵器なく、石炭なくして国防なし」「鉱業で国のために尽くす」として石炭増産の国策が激しくなりましたが、炭鉱で働く人が兵隊として戦争に行ってしまい、労働力不足を補うために女学生や朝鮮半島や捕虜が働かされて、事故や差別、暴力など悲しい事が起こっていたことがわかります。

展示物の中には犬の毛皮を使ったコートが飾られています。戦争では動物達も犠牲になりましたが、大切な家族の一員である犬や猫も供出命令が出され、防寒着や手袋の毛皮として多くの命が奪われました。嘉麻市の人が役場に犬たちが集められているのを見たとの証言がありました。その他、手紙や遺書、当時の新聞や書籍等、多くの資料が展示されています。戦争を体験した人達が年々減少している中、当時の歴史を公開している施設は大変貴重です。入館料は無料です。

非常に考えさせられる施設となっていますので、嘉麻市にお立ち寄りの際は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

2024年1月

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