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アスベスト関連ニュース
2019年11月12日(火)
地裁判決覆し、高裁全面勝訴
企業・一人親方への賠償認める判決
九州建設アスベスト1陣訴訟の高裁判決(山之内紀行裁判長)が11月11日に言い渡されました。
2014年11月7日の地裁判決では、国を断罪したものの企業責任・一人親方への賠償を認めませんでしたが、今回の判決はそれを覆しどちらも認めました。
建設現場では、建材の加工時にアスベスト粉塵が多量に排出され、たとえ自分が加工していなくても、現場にいるだけでアスベスト粉塵を吸うことになり、石綿肺、肺がん中皮腫などの重篤な症状になる危険性があります。
この訴訟は、これら重篤な病気に苦しめられてきた建設作業従事者やその遺族がアスベスト含有建材の有毒性を判っていながら、製造、流通させてきた企業と規制を怠ってきた国に賠償を求めた裁判です。
2019年11月12日 | アスベスト関連ニュース |