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アスベスト関連ニュース
2024年10月7日(月)
建設アスベスト九州3陣訴訟第7回期日
父の無念を怒りを込めて陳述
9月12日、建設アスベスト九州3陣訴訟の7回目の裁判期日行動が取り組まれました。この日、福岡地裁には、福建労から88人、全体で128人が参加し、法廷を埋めました。
田中弁護士から2陣判決についての評価と批判
法廷では、田中弁護団事務局長が、6月27日に言い渡された2陣訴訟判決について整理して陳述。一部建材企業の「警告義務を果たしていた」という主張を「一蹴」した点などを評価しながらも、屋外工や解体工に対する責任否定や低額な慰謝料認定について批判を加えました。
建材企業に責任を果たすよう陳述
また、原告のKさん(T支部)がアスベストばく露による胸膜中皮腫で65歳の若さで亡くなった父、Mさん(建築大工)が亡くなるまでの様子を詳細に陳述しました。
「アスベスト被害に遭わなければ、父は、苦しい闘病生活を送る事もなく、豊かな生活を送ることができた。危険性をわかっていながらアスベスト含有建材を製造・販売し続けたメーカーは、責任を果たすべき」と悔しい胸の内を怒りを込めて陳述しました。

門前集会の様子
2024年10月07日 | アスベスト関連ニュース |