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福建労Webニュース
2024年5月8日(水)
大手ゼネコン現場でアンケート
平均単価 17,164円
設計労務単価から1万円以上低い人多数
全建総連九州地方協議会(福建労も所属)は、6月6・7日を中心に、大手ゼネコン・住販メーカーに仲間の賃金引上げや処遇改善を要請する企業交渉を実施します。それに先立って4月12日の夕方、天神ビックバン現場の旧福ビル建設現場(鹿島JV)で、建設職人の賃金の実態をつかむための賃金アンケート調査(ズバッとアンケート)に取り組みました。福岡東支部から9人、福岡西支部からは10人、本部からも4人が参加し、総勢23人で行動しました。
専用出入口から出てくる職人さんを二手に分かれて待ち受け、ズバッと!アンケートのボードを片手に賃金単価を指差してもらいました。61人からアンケートが集まり、平均経験年数約17年、平均賃金は17,164円でした。
天神のど真ん中にある、スーパーゼネコンの現場でしたが、そこで働いている職人さんは、設計労務単価から1万円以上低い日当を指さす人がほとんどでした。一部では、25,000円以上を指さす人もいましたが、参加した仲間の一人が口にした「大きな現場の割には高齢の職人さんも数多く見受けられ、その方たちの賃金は決して高くはなかった」という感想が印象に残りました。
集計された結果は、6月に行われる大手企業交渉などにいかされます。建設業界の重層下請け構造による賃金格差を少しでも解消し、12年連続で上がっている設計労務単価に近づけるためにも、賃金運動の推進がより一層重要と感じました。
2024年05月08日 | 福建労Webニュース |