青年技能競技大会前回上回る１３人が出場

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大工の技能を競う「福建労第２７回青年技能競技大会」が大牟田市の福建労大牟田支部会館で開催され、前回大会より３人上回る、13人の大工が出場しました。
技能競技大会では、「四方転び踏み台」を図面の作成から、刻み、組立てまで、６時間の間に行い、腕を競い合います。
大会に出場した、若い技能者たちは、各々の修練の成果と技術を発揮し、カンナやノミ、ノコギリなどの手工具のみで伝統技術を駆使して、高精度の四方転びの完成を目指しました。

13人中8人が（四方転び踏み台）を完成

今年度は出場者中8人が四方転びを完成させました。また、新たに大会に参加したのは3人で、技能継承へのひろがりも感じられる大会となりました。
また、応援者も各支部から多く参加し、とても盛り上がりのある大会となりました。全国大会には、優勝した中筑後支部の石渕さん、同２位、北筑後支部の銭花さん、同３位、大牟田支部の吉田さんが出場予定です。
選手同士や講師と選手で総括など踏まえてざっくばらんに交流が行われました。選手たちからは「この部分で苦戦した」「認識が間違っていた箇所があって勉強の場となった」などの意見交換が行われていました。
業界で技能継承が危ぶまれる中、同世代・一流の技を持つ職人との交流の場としても、技能競技大会は今後ますます重要な場となりそうです。