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福建労Webニュース
2012年1月1日(日)
2012年 年頭のあいさつ
下川執行委員長
謹んで新春のお慶びを申し上げます。年頭にあたり、組合員並びにご家族の皆様方の益々のご多幸と仕事やくらしがより良い年になるよう心よりご祈念いたします。
長期にわたる不況・景気の低迷は、私たち建設産業に限らず国民の多くを苦しめており、一日でも早い改善が求められています。特に、私たちの要求である仕事おこしと賃金や労働条件の改善、雇用の確保に現場での働くルールを守らせるための運動の前進で、少しでも良い年になるようにしたいものです。
また、昨年は3・11東日本大震災の発生と福島原発事故があり、甚大な被害で多くの生命や財産、仕事やくらしが奪われました。原発事故では、これまでのあり方を問う起点ともなりました。被災者の方々に改めてお見舞いを申し上げるとともに引き続きの支援をおこなっていきましょう。
期待された民主党政権も、これまでの自公政治の流れと基本の部分では大差なく、混迷は続くと思います。復興を理由にした消費税の増税、社会保障の後退・負担増、年金改悪の動きはこれまで以上に仕事やくらしに悪影響を及ぼし、これにTPP問題での建設に関する外国資本や外国人労働者の参入ともなれば大変です。福建労の総力を上げて政治の動きを注視しながら私たちの声を反映させる取り組みも益々重要になってきています。
福建労の今年の取り組みは「仕事おこし『住宅リフォーム助成制度』の推進」「ルールの確立と公契約条例の推進」「建設国保を守り社会保障の充実」「アスベスト訴訟の勝利と現場の安全確保」、これらを保障する大きな組織づくりの取り組みを「明るく元気に」がんばりましょう。全国の仲間の奮闘で住宅リフォーム助成制度はこの1年で175自治体から400を超える自治体へと大きく前進し、業者も職人も地域も自治体も喜び経済効果も抜群です。これらのことを励みに希望を持って今年もがんばりましょう。
2012年01月01日 | 福建労Webニュース |